アポロ14号に搭乗したエドガー・ミシェルや日本人初の女性宇宙飛行士の向井千秋さんが宇宙から見たという「光の柱」
その「光の柱」は御岩山あたりから発していたそう。
その御岩山の東側が神域となる「御岩神社(おいわじんじゃ)」はたくさんの龍神様と会える日本有数のパワースポットです。
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御岩神社とは
御岩山を中心とした神社という枠にとらわれない神仏習合の神社です。
祀られている神様は188柱と圧倒、
縄文後期の祭祀遺跡が発掘されていたり、中世では一大修験霊場として栄華を誇ったり、
そんな古代祭祀、古神道と神仏習合を今に伝えています。
スピリチュアルスポットとしても大人気です。
日立市の別の神社の宮司さんとお話ししてたら
「あの光の柱の話が広まって一気に人気がでましたね~。それまでは参拝客もあまりいなかったですけども」
とおっしゃってました。
御岩神社は日立市街地から北西に12km走った山中に鎮座しています。
天狗が棲んでいたというご神木の三本杉
参道を歩くとまず目の当たりにするのがご神木の三本杉、別名「天狗杉」と呼ばれています。
樹齢推定600年、幹が途中で3本に分かれている珍しい大木です。
幹の元に天狗が棲んでいたといわれ参拝者が畏れ忌むご神木であったそうです。
神社なのに仁王門
明治の廃仏毀釈で撤去されましたが、平成に入り再建されています。
神社は通常であれば右大臣と左大臣が構えていますが、
こちらでは神社としては珍しく仁王像が構えています。
楼門の天井画をお見逃しなく。
雲竜図が圧巻!斎(さい)神社回向殿
さらに参道を進むと見えてくるのが斎(さい)神社回向殿。
こちらの龍神の天井画「御岩山雲龍図」は圧巻です。
2016年に岡村美紀さんが書いたもので御朱印帳のデザインにもなっています。
天御中主神(あめのみなかぬしのかみ)、高皇産霊神(たかむすびのかみ)、神皇産霊神(かみむすびのかみ)、八衢比古神(やちまたひこのかみ)、八衢比賣神(やちまたひめのかみ)
の5柱の神さまと阿弥陀如来、大日如来が祀られています。
神様と仏さまが並んで祀られているのは珍しいですが、江戸時代までの神仏習合の時代はこれが普通だったようで。
とくに天御中主神(あめのみなかぬしのかみ)、高皇産霊神(たかむすびのかみ)、神皇産霊神(かみむすびのかみ)は造化三神といわれ、天地開闢(てんちかいびゃく:世界の始まり)で最初に生まれた三柱の神様です。
この三柱の神様がそろって祀られている神社はほとんど見たことがありません!
また斎神社の周りには石仏がたくさんありますが、これは、、、ネコ?
葵紋の拝殿
さらに軽く足を進めるとと拝殿にたどりつきます。
江戸期に水戸徳川家より社領の寄進をうけ水戸藩の祈願所として栄えました。
ご神紋は葵紋となっています。
光り射す拝殿
こちらの拝殿に祀られているのは、国常立尊,大国主命,伊邪那岐尊,伊邪那美尊他二十二柱です。
国常立尊は日本書紀においては最初の神様となっています。
古事記だと造化三神、別天津神に次ぐ、神代七世の最初の神様です。
ちなみに神代七世の最後の神様がイザナギとイザナミです。
こちらの拝殿の天井画の鳳凰もお見逃しなく。
ここにも龍神様が。
奥宮賀毗禮(かびれ)神宮
本当に強い光で驚きました。
里宮の脇から山の方に20分上ると奥宮である賀毗禮(かびれ)神宮までやってきます。
結構な険しい山道ですので、登山するほどの装備でなくてもハイキングくらいの装備は必要と思います。
社殿前に今上石と呼ばれる巨石があり,この岩の奥からわき出た水が御多満里の池となっていたそうです。
こちらでは天照大神,邇邇藝命,立速日男命が祀られています。
さらに10分くらい登れば御岩山頂上まで行けますが、お好みで。
御朱印とご朱印帳
拝殿とかびれ神宮の御朱印があります。
見開き御朱印は、御岩神社、かびれ神宮、薩都神社中宮の三社を参拝した証となっています。
薩都(さと)神社中宮は裏参道中腹にありますので、三社巡りをされたらこの御朱印を授かりましょう。
ご神印をよくみると三社ならんでいますね。
また、僕はこの斎神社天井画デザインの御朱印帳を一目で気に入り授かりました!
アクセス
車:常磐自動車道 日立中央ICから約10km
駐車場:あり
バス:常磐線日立駅から日立電鉄バス、「御岩神社前」バス停下車
終わりに
僕は2度参拝しましたが、とにかく光が強いという印象でした。
古代からの光のパワーと龍神のパワーを授かりにぜひとも足を運んでみてはいかがでしょうか。
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