高岳神社

たかおかじんじゃ

高岳神社(たかおかじんじゃ)は兵庫県姫路市に鎮座する神社

式内小社県社

神社情報

高岳神社

 ご由緒

高岳神社(たかおかじんじゃ)は兵庫県姫路市に鎮座する神社。 延喜式神名帳に比定される式内小社。 旧社格は県社。
当神社は延喜式内社で、古来播磨国「五の宮」として崇められ、皇室を始め国司領主武将の尊信極めて厚く、その由緒の古く正しいことにおいては国内屈指の古社である。延暦元年(782)に征夷大将軍坂上田村麻呂は幣帛を奉って武運を祈り、寛元年中には鎌倉幕府執権北条経時が、家人の佐賀十郎を遣わし、銀貨一包・太刀一口を献じて祈雨祭を行った。また播磨国守護赤松氏を始め、姫路城主松平候、酒井候は何れも神田を供し、走馬を献じ、社殿を造修し、神供料を献納するなど、敬神以て民生の安定、郷土の進展を図っており、地方の衆庶も深く尊信の至誠を致した。このように由緒尊い神社であることから、明治45年(1870)に兵庫県より神饌幣帛料供進社に指定され、さらに昭和7年(1832)には県社に昇格した。
この聖域の中心である巨大な霊岩は世に蛤岩を称せられている。ある時、土地の人がこの岩上で蛤を拾い、福徳長寿の幸を得たので、このように名付けられたそうである。この巨岩の頂上には一つのくぼみがあって、四季を通じ常に霊水をたたえ、しかもこの水が干満と共に満ち引きする、という神秘が伝えられている。

 ご祭神

仲哀天皇、応神天皇、崇道天皇、事代主神、猿田彦神、住吉大神、伊豫親王、光明皇后、宇賀魂命、市杵島姫命、水分神

 社格等

 最寄駅

JR姫新線 播磨高岡駅(790m)
JR姫新線 余部駅(1980m)
山陽電鉄本線 山陽姫路駅(3310m)

 鎮座地

兵庫県姫路市西今宿8丁目5−8

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